山本晋作のブログ

もうすぐアラサーになってしまう…

宅建士の仕事内容と試験の難易度

皆さんは『宅建』という資格をご存知ですか?

 

正式名称は『宅地建物取引士

賃貸でも売買でも不動産の契約の際には必ず契約の前に重要事項の説明が必要になります。

その説明ができるようになるのがこの資格です。

つまり不動産全般の専門知識があることの証明となる資格です。

一応僕持っています(自慢ではないよ)

 

試験は毎年1回のみ、試験日は毎年10月の第三日曜日、

合格率は15%ほどで、目安勉強時間は600時間と言われています。

出題内容は平たく言うと主に法律の問題ですが、

家を建てるとき、建てる土地、隣地との境界、コンプライアンス、契約の種類やさらには相続問題など、法律と言っても出題範囲は広く内容はさまざまです。

 

土地や建物など不動産業界において最も必要とされている資格がこの『宅建』です。

たとえ業務で重要事項の説明をしないとしても資格を持っているだけで資格手当として10,000円~40,000円ほどが毎月の給与にプラスで付きます。

僕の会社でも宅建を持っていると資格手当として30,000円が付きます。(ヨッシャ)

ちなみに宅建以外の資格でも手当として給与に反映されますが…

管理業務主任者・・・5,000円
マンション管理士・・・5,000円
賃貸不動産経営管理士...3,000円

(あくまで僕の会社の例ですが)このように宅建ほどの手当は付きません。

 

そんな宅建について一応資格を持っている僕から(大変差し出がましいですが)、

宅建士の業務内容や試験の概要や難易度についてお話させていただきます。

これから試験を受ける人や宅建を気になっている人の為になるよう努力します。

 

 

1⃣宅建士の仕事内容
宅建士というのは、不動産業に従事し宅地建物取引士の資格を有している人のことを言います。

不動産業の幅は広く、戸建てやマンションの売買や賃貸、土地の仕入れや土地活用などいろいろありますが宅建を有していればどれも宅建士と言え、営業職も事務職も関係なく宅建士と言えます。

宅建士と宅建を持たない不動産従事者の業務上の違いは、契約書に記名と押印がもらえるかどうかです。

つまりが契約業務ができるかどうかということです。

宅建を持っていると契約時の重要事項説明書の説明ができますが宅建持っていないとこの説明ができません。

また契約書と重要事項説明書に記名と押印をもらうこともできません。

宅建を持っていないと申込みまではいけても契約業務は行えません。

契約は宅建を持っている人に流すことになります。

つまり実際に契約をすることができるのが宅建士ということです。

 

よく聞かれる質問ですが、契約の際の重要事項説明書は資格がないと読めないほど難しいのかと聞かれますが、

普段から重要事項説明をしている僕の感覚としては・・・

ぶっちゃけそんなことはないです!(あまりこういうことは言うべきではないですが)

ですがなぜ宅建を持っていないと契約業務ができないのかというのは…

次の「2⃣宅建試験の概要と難しさ」で説明いたします。

 

 

2⃣宅建試験の概要と難しさ

宅建試験は全50問で試験時間は120分、合格点は毎年前後しますが大体35点前後です。

合格点が決まってるのではなく、合格者は得点の上位15~17%となり、それに伴い毎年合格点が変わります。

ここが他の試験と比べ厄介な点ですが、合格者の絶対数(上位15~17%)は固定し難易度に応じて合格点が変わるということです。

つまり宅建試験は受からせるための試験ではなく、落とすための試験なのです(と言われています)

「1⃣宅建士の仕事内容」で話した通り重要事項の説明は資格がないと読めないほど難しい内容ではありません。

その理由は、悪徳な不動産会社を増やさないためのお客様保護のためです。

少子化に伴い近年物件の数は減っていますが、不動産会社の数は増え続けています。

不動産購入は人生で一番大きな買い物と言われています。

物件選びや購入という人生でも特に大きなライフイベントでお客様が詐欺に遭わないために、宅建試験は簡単には合格できないよう設定されております。

 

ちなみに試験は全問4択のマークシート形式です。

合格者のうち、1回目で合格という人が全体の40%、二回目での合格が30%、3日目の方が20%となっております。

合格までの平均回数は2回と言われていますが、僕の知り合いには5回目や7回目でも落ち続ける人がいます。(僕も2回目での合格です)

理由は問題がすべてマークシートのため、勘でも書けば当たるという偶然にかけ、ノー勉で毎年受験する人が多いからです。

不動産の営業マンの仕事は忙しく、勉強をする暇がないのはわかりますが、

仕事で得た知識のみで、ノー勉で受かるほど宅建は甘くないです。

そういう人のほとんどは半分も点数を取れないです。

 

偉そうに言っていますが僕も実は一度宅建試験に落ちています。

大学3年生のころ、親の勧めでなかば強制的に受けさせられました(親の勧めで宅建を受ける人は多いです)

古本屋で買った中古の参考書で半年ほど勉強して、

大学の授業の間もスマホを隠して資格学校のネット講座を受けたりしていました。

その時の結果は自己採点32点(合格点は36点)でした。

本当に萎えました… Twitterのトレンドは『宅建合格』だったし…

その時の間違った勉強法もいつかお話しようと思います。

結果僕は就活のため1年お休みして2年後に合格しました。

その時は3ヵ月で合格できました。

その時の勉強法もいつかお話しようと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか

今回は宅建士の仕事内容と試験の難易度についてお話させていただきました。

(みんなは興味あったりするのかな?)

僕が受かった具体的な勉強法や、逆に落ちる人の特徴などはまた今度お話いたします。

お読みいただきありがとうございました。